セレクト学院では、授業中はもちろんのこと自習時間でも自由にいつでも質問をすることができます。質問の教科は塾で習っていないものでも可能です。そして、出来る限り迅速に対応していますので、きっとその場で満足してもらえるはずです。
また、自習時には塾の先生から質問がないかどうかを尋ねることもあります。
さて、質問の内容にもいろいろとあります。中には「この単語のスペルが分からない。」といったものもあります。これは、実際には自分で調べればわかることなので、私どもは「これは自分で調べてみようね(但し自分で調べる方法が分からない場合は一緒に指導をしていきます)」と言います。
また数学の計算問題のような場合には、極力ストレートに教えるのではなく、数字を変えて類題を作りやり方を教えて行きます。そうして行かないと、質問した問題が学校の宿題で、結局は塾の先生が代わりにやってしまったとなりかねないからです。
このように、質問に対して直接答えていないことも多々ありますが、こういったことを繰り返すことによって「どのようなときに質問をすればいいのか」ということも生徒たちは分かってくるものです。
また質問というのは、ある程度分かっていないとなかなかできないものです。例えばスペイン語やポルトガル語などを1時間教わって、その後に「質問はあるか?」と訊かれてもほとんどの人は何も質問をしないでしょう。分からない所だらけだと、分かろうとする意欲もなくなり、また何をどうやって訊けばいいのかさえ分からなくなってきます。
つまり質問をしてくる生徒よりも、全くしない生徒の方が危険な状況である可能性がはるかに多いのです。そういった点も熟知した上で毎日の指導にあたっています。 小林
- 10.13.2023
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今回は勉強のやり方について1つだけ(でもこの1つがとても重要)お話をしてみたいと思います。
例えば、英語のテストや授業等で「October(10月)」が出題されて、それが書けなかったとします。
そのようなときに、どのような勉強をしていくかでこれからが大きく変わっていくと言っても過言ではありません。
①全く気にならず放置してしまう。
②とりあえず、Octoberが正解だということを確認する(確認をするだけ)。
③Octoberを書けるようになるまで練習をする。
④1~12月までを全てかけるかどうかを確認する。
もちろん④のように学習をしていくのが正しいやり方と言えます。「月」と「曜日」のような基本が1つでもできていなかった場合には、他も不安になって確かめてみる必要があります。こういった勉強の積み重ねで、実力がついていくのです。
当塾にも、まだ①や②のレベルである生徒もいます。しかし、じっくりと先生が向き合って、成長させていけるように指導しています。
また、英語以外でも同様です。例えば社会科(地理)で「筑紫平野」が書けなかったら、日本の有名な平野の名前と場所をチェックしておくこと、数学の「確率」の問題ができていなかったら類題を見つけて何題も解いてみること、こういった積み重ねが大事なのです。 小林
- 10.12.2023
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塾のチラシやホームページ等を見ると、このようなフレーズを目にすることがあります。
では実際に塾に通うと「勉強のやり方」というものを教えてくれるのでしょうか?
答えは一応「YES」です。しかし、そんなに単純なものではありません。
勉強のやり方と言っても、学年・教科・単元・成績等によってもやり方は違いますし、生徒のタイプによっても効率的な勉強方法が変わってくる場合があります。現に当塾の講師の中にも、学生時代様々な方法で勉強をしてきていて、決して皆同じやり方だったというわけではありません。そして、自分のやってきたやり方のみを正しいものとして生徒に押し付けても上手くは行きません。
勉強のやり方を教えるには、生徒の状況を把握してよく向き合ったうえで、1人ひとりに合った勉強方法をレクチャーする必要があります。
そして一度先生から教わったからおしまいというのではなく、それをしっかりと実践できているかをチェックすることも重要になってきます。
生徒が「勉強のやり方が分かった」と言っても、それはまだ一時的なものに過ぎなく本当の勝負はこれからです。(ただそうやって勉強に対する意欲が湧いてくるのはとてもいいことです)。
次回は、具体的な勉強方法について解説していきたいと思います。 小林
- 10.09.2023
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今回は、「なぜ偏差値が存在するのか」ということと「偏差値の簡単な求め方」について解説していきたいと思います。
「偏差値が存在する理由」について
例えばAさんの国語の点数が80点で、数学点数が60点だったとします。この場合、国語の方が数学よりも20点高いのですが、もし以下のような平均点だったらどうでしょうか。
国語の平均点=80点、数学の平均点=50点
この場合、Aさんは国語では平均点と同じ点数を取っていて、数学では平均点よりも10点高い得点を取っているため、数学の60点の方が国語の80点よりも価値があることが分かります。
これを一目で表しているのが偏差値です。偏差値の中心(平均)は常に50になっていますので、この数値を見ればどの教科が良くてどの教科が悪かったかが分かるようになっています。
「偏差値の簡単な求め方」について
学校の定期試験では通常偏差値は出しません。本来偏差値を出すには全員の点数が必要になってくるためかなりの労力になってくることや、学校側が偏差値で優劣を判断したくないという思いもあるかもしれません。あとは偏差値を出さなくても大まかな数値は分かっているというのもあるでしょう。
ここで簡単な偏差値の出し方について解説をしていきたいと思います。ただし、この出し方はあくまでも大まかなものであり、誤差はありますのでご了承ください。
1、まずは自分の点数と平均点との差を出します。例)自分の得点が75点で平均点が65点の場合は75-65=10
2、次に1で出た数値を2で割ります。例)10÷2=5
3、続いて50に2で出た数値を足します。例)50+5=55
これが簡易な偏差値の出し方になります。
特に中学1~2年生の方は、偏差値の出る機会があまりないため自分の位置が分かりにくいものですが、これを参考にしてみるといいと思います。
ちなみに5科合計の偏差値の出し方についてですが、この場合は以下のようになります。
1、5科の合計点から平均点を引きます。 例)自分の合計得点が300点で平均点が320点の場合は、300-320=-20
2、1で出た数値を10で割ります。例)-20÷10=-2
3、50に2で出た数値を足します。例)50+(-2)=48
これが5科のおおよその偏差値ということになります。
これらの数値は先述の通り誤差がありますが、これを元に目標を立ててみるのもいいでしょう。
偏差値については今回で終了になりますが、ご質問等がありましたらメールその他でお問い合わせください。 小林
- 09.27.2023
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今回は、高校生以上を対象とした模試の偏差値について解説をしていきます。
①河合模試
受検者が多く、もっともポピュラーな模試と言えるでしょう。ここでの偏差値を基準として他と比較をしてみたいと思います。
②駿台模試
難関大学受検者が多いのが特徴です。そのため問題が難しく、中堅校までの受検者にとってはあまりお勧めできません。そのため偏差値もかなり辛く出ます。
③進研模試
この模試だけは、他と性格上大きな違いがあり、自分の通っている高校で受検します。そしてそこの高校生全員が受けるため、偏差値自体は非常に甘く出ます。それは、大学進学を考えていない生徒も受験したり、上位の進学校ではこの模試自体を受けない所が多く中堅校までの受検生が中心になったりするからです。ただ偏差値の信ぴょう性は低くても、志望校判定ではその辺も踏まえて算出されますのである程度正確に出ます。
上記の模試はいずれも大手になりますので、偏差値ももちろんですが、それ以上に志望校判定を重視していくといいでしょう。
次回は、「媒体よって高校偏差値が違う理由」について解説していきます。 小林
- 09.18.2023
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