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第6回北辰対策授業

10月24日(土)は13時50分~18時30分まで北辰対策授業がありますので中3生の皆さんは忘れないように集合して下さい。

また、志望校を決めるにあたってだんだんと大事な時期のテストになりますので全力で取り組んでいきましょう。

中村

埼玉 私立高校確約について②

前回、私立高校入試における「確約制度」について簡単に説明させていただきましたが、現在マスコミや教育現場等で問題とされている個々の事案について少し述べてみたいと思います。なお以下のコメントにつきましては、個人的な見解となりますので、どうかご了承ください。

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◎「そもそも確約という制度がおかしい」という意見

現在の埼玉県のように中学と私立高校との間で(入試相談等の)接触ができない以上、この制度をただ単になくすだけでは大混乱になってしまいます(詳しくは10月13日のお知らせをご参照ください)。他県とは置かれている状況が違うということを前提にして、考えていかなければいけないと思います。

◎「業者テストの偏差値で『確約』を判定するのはおかしい」という意見

埼玉県の場合、これがほぼ「北辰テスト」を意味することになるのですが、県内で多数の生徒が受検をしているため、その数値にはある程度の信頼感があり公平なものとなっています。

言い換えると業者テスト以外で判定材料として使えるものは通知表位しかなく、これはこれで問題がいろいろとあるわけです。

ただ今後「校長会テスト」(さいたま市の場合は『さいたま市学力検査』)でも偏差値を出すなどの動きが出てきていますので、これを今後の「確約」の判定資料の1つにしていく高校も増えていくことにはなると思います。

◎「確約をもらった点数の低い生徒が受かって、確約のない点数の高い生徒が落ちてしまうことがある。」という意見

これを一切無くすのであれば、「確約制度」そのものを廃止し「一発受験」にするしか方法なく、あまりにも非現実的だと言えます。

高校側からしても、「受験当日に初めて高校に来た生徒」よりも、「学校説明会や個別相談にしっかりと足を運んでくれた生徒」の方が、多少点数が低くても合格させたいと思っても何ら不思議ではありません。

実際大学入試や中学入試でも、受験日や受験方法等によって点数の逆転現象等は山ほどあるわけで、このこと自体は問題にはならないはずです。

◎「一部の大手の塾に行っていない人は、自ら確約を取りに高校まで足を 運ばなければいけない」という意見

毎日新聞に載っていた記事ですが、これには大きな誤りがあります。

「確約」をもらいに高校へ足を運ぶことが問題なのではなく、一部の塾が受験生のデータを私立高校に持っていき、そこで確約をもらっているということに問題があるのです。

保護者や生徒の代わりにそれを塾がやってしまうと、高校見学にも行かずに受験する生徒が増えてくるばかりでなく、高校側にしても、塾から出された数値のみで「確約」を出してしまうということになってしまいます。

あまり考えたくはありませんが、塾が自分の生徒を合格させるために数値を修正しても、それに気づかず高校側は「確約」を出してしまうことだって有り得るわけです。

※ちなみに当塾では、生徒の合否の可能性を確認するために私立高校側と連絡を取り合うことはときどきあります。

そして、その結果等を保護者や生徒に伝えていくこともします。

しかし、正式に「確約」等をもらうのは、各ご家庭が私立高校に「個別相談」に出向くという原則は崩していません。

◎「塾内テストで確約をもらうことがもらうことができるのはおかしい」という意見

これが事実なのであれば、もっともなことです。

このようなことがまかり通ってしまうと、入試の公平さという点が根底から崩されてしまうことになってしまいます。

また、塾と私立高校との間においての癒着等にもつながるため、断じてあってはならないことだと思います。

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最後に

長々といろいろ書いてしまいましたが、塾の存在というのは「成績アップの手助けをするところ」「志望校合格に向けて全力を尽くし、その目的を叶えさせていくところ」「入試や学校等に関する情報提供を行い、進路指導を充実させて行くところ」等であって、塾に通うことにって「確約」がもらえるなど入試に不平等が生じるようなことは絶対にあってはいけません。

私が言うのも変かもしれませんが、塾というのはある意味贅沢なものだと思います。

実際に塾に通いたくても、家庭の事情等で通えない人も多くいらっしゃるはずです。

でもその方たちが、入試で不利に扱かわれるようなことがあってはいけないのです。

こうしたことを踏まえたうえで、もっと良い入試システムが作られていくことを希望しています。 小林
宜しければ下記の内容もご覧下さい。 
埼玉私立高校確約について①
埼玉私立高校確約について③

埼玉 私立高校確約について①

今年の夏以降、新聞その他で「私立高校の確約」について大きく報じられることが多くなりました。

毎日新聞にも9月26日に「合格確約・埼玉で常態化」という記事が出ました。

これだけを読むと、埼玉というのは何か特別に悪いことでもやっているのではないかと思ってしまいそうです。

今回は、この問題について少し触れてみたいと思います。

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そもそも確約とは何か?ということですが、これは主に私立高校で行っている「個別相談会」等に受験生と保護者が北辰テスト等の業者テストや通知表のコピー等を持って訪問し、各高校の指定した基準値に達していたらもらえる制度のことをいいます。

確約制度には大きく分けて「単願確約(合格後辞退のできないもの)」と「併願確約(公立高校や他の私立高校に進学することができるもので、単願よりも基準が厳しいものが一般的)があります。

ただ私立高校によっては「確約が一切ない高校」や「実際には確約があっても、決して確約という表現をしない高校」などもあります。

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さて、この「確約制度」ですが、一体何が問題なのでしょうか?

実はこのことを論じる前に、埼玉県の特別な受験事情を理解しておかなければいけません。

埼玉県では、約20年前から県教育委員会からのお達しにより、中学校と私立高校との間での接触が禁止されています。

それまでは、中学と高校との間で「入試相談」というものが存在し、当時中学校内で行われていた「北辰テスト」や「通知表」の結果等を中学から私立高校側に提出して、安全圏になるのかどうか(今で言う確約のこと)を個別に判定してもらっていました。

そのため当時の中学では、生徒の私立高校受験校が安全圏になるのかそうでないのかを全て把握していて、三者面談で受験生とその保護者に的確なアドバイスをすることができたのです。

しかし、それができなくなってしまったことで「さあ、大変!」となってしまったわけです。

中学校が的確な進路指導をしてくれないとなると、生徒と保護者は自ら私立高校に訪問して、安全圏の高校を確保(いわゆる確約)しておかなければなりません。

こうして現在のような「確約制度」というものが定着するようになったのです。

このため、埼玉県の高校入試というのは、生徒だけでなく親にとっても非常にハードな入試となっているのが分かります。

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「確約制度」というのは、実は他の都道府県でもやっていること(確約という名称はありません)なのですが、最大の違いは何かと言うと、それを「中学の先生が取るか」か「自ら取りに行くか」ということになります。

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ここまでお読みいただくと、「確約って面倒くさそう」「親が大変そう」「他県だったら良かったのに・・・」なんて思われてしまうかもしれませんが、この埼玉の制度には良い点もあります。

いわゆる「安全校」「押さえ」といった私立高校の場合、どうしても軽視しがちになってしまいます。

私は東京都出身ですが、恥ずかしながら「押さえ」の私立高校に初めて行ったのは「入試日当日」でした。

これは非常に恐ろしいことであり、今考えてもゾッとしてしまいます。

しかし、今の埼玉の入試制度では「学校説明会」→「個別度相談」→「入試」という流れが一般的になっていて、受験する前に最低2回はその高校に訪問していることになります。

つまり充分納得したうえでの受験ということですので、入学後「こんなはずではなかった。」ということも他県に比べ少ないのではないかと思われます。

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私自身今の「確約制度」がベストであるとは正直思っていませんが、仮に来年度から「これを廃止します」ということになれば、それこそ大変なことになってしまうでしょう。

まず予想されることとして、私立高校の併願校が大幅に増えていくはずです。

現在は公立高校志望の場合、私立高校の併願校は1~2校が主流ですが、これが3~4校は受けないと安心できないという流れになるでしょう。

それによって各ご家庭の受験料等の負担も増えていきます(特に県内の私立は「延納手続き」といって5千円~3万円程度受験料とは別に費用がかかることも珍しくありません)。

他にもいろいろとありますが、要は「確約」だけを問題にするのではなく、総合的に受験システムのあり方について考えていかなければいけないということです。

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長くなってしまいましたが、次回は現在マスコミ等で問題とされている個々の事案について述べたいと思います。

受験に関するご相談やご質問は大歓迎します。塾生・塾外生問わずお気軽にご連絡ください。

また、宜しければこちらもご覧頂けたら幸いです。

埼玉私立高校確約について②
埼玉私立高校確約について③

セレクト学院  小林

土合・白幡・与野南・田島・埼大附属中の皆さまへ

近隣の中学校では中間試験まで2週間をきり、各学校の範囲に合わせた英・数・国・理・社のテスト対策プリントを用意しているので皆さん取りに来て下さい。

また今週は定期試験対策授業(中学生対象)がありますので受講されている方は日程をよく確認しておきましょう。

10/11(日)は13時50分~22時まで臨時開校していますので塾生のみなさんは積極的に利用して下さい。中村

第5回北辰テスト

9月22・23日は第5回北辰テスト対策講習がありますので10分前には集合しましょう。

これから中3生は定期試験と北辰テストが繰り返しありますので間違えた問題などそのままにしないように徹底していき満足のいく結果が出るようにしましょう。

中村

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