中3の北辰テストが私立高校の推薦(確約)をもらううえで重要なことは、既にご存知の方も多いと思います。
その中でも近年第3回~第7回の上位2回の偏差値を基準としている高校が非常に多くなっています。
今後の北辰テストは全て受けたほうがいいのか、優先するなら何回目かなどを簡単に解説させて頂きますので、今後のご参考にしてください。
なおこれは個人の見解も含まれていますので、その点はどうかご了承ください。
第1回北辰テスト
4月に行われるテストです。意欲のある生徒はチャレンジしてみましょう。
第2回北辰テスト
できれば受けて欲しいと思いますが、学校行事(修学旅行・部活の試合等)と重なる場合や、期末試験の直近ということもありますので、申し込みには注意が必要です。
※第1回及び第2回の北辰テスト成績が推薦基準になるケースは少ないですが、県内順位や偏差値等が出るためお子様にとって励みになるはずです。
第3回北辰テスト
多くの私立高校ではこの回からの偏差値を推薦基準にしています。でももし失敗しても大丈夫!先は長いですので、十分挽回は可能です。また部活動で勝ち進んでる場合など、日程が重なることもありますので注意してください。
第4回~第6回北辰テスト
9月~11月に行われるテストで非常に重要になります。ここでは結果も求められます。夏休みの努力が実を結ぶテストです。受験生はできる限り受けて欲しいと思います。
※なお志望校が最難関校や有名大学附属校などの場合は、北辰テストの結果が推薦対象外になっている所も多々ありますので、対象生徒には受けた方がいいかどうかを適宜アドバイスさせて頂きます。
第7回北辰テスト
これも多くの高校で推薦基準の対象にはなるのですが、ひとつだけ注意をしなければいけないことがあります。それは、テストの返却日が12月中旬になるということです。個別相談は通常年内の冬休みには終了しますので、結果が出てから高校に訪問するのに日程が非常にタイトになってしまうことです。できることなら、第6回までで希望の私立高校の推薦をとっておくのが望ましいです。また一部の高校では、第7回の北辰テスト結果は推薦基準の対象外になっているところもありますので、学校説明会や塾等で確認しておきましょう(通常私立高校のホームページでは掲載されません)。
第8回北辰テスト
私立高校を第一志望にしている人の大半は、既に受験が終わっているので受けなくてもいいでしょう。この回のテストを受ける意味は、公立高校を志望している人が現状でどの辺りの位置にいるのか、合格の可能性はどうなのかを知るためのものとなります。学校での「市の学力検査」や塾での「合否判定テスト」もありますので、受験者はそれまでの北辰テストに比べて多くはありません。
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北辰テストについて思うこと
昔に比べて、個人の成績データ等が著しく進歩しています(値段もそれに伴い上がっているのはネックではあります)。
一時期は小学6年生や中学1年生でも行っていましたが、現在(平成29年度)は中学2年生からでしかも年に1回しかありません。
個人の意見としては、中1で年1回、中2で年2~3回くらいあってもいいかなと思います。
受験生でない限り成績や入試のデータ等はそんなに必要とは思いませんので、値段を3,000円台にして実施してくれると嬉しいのですが、現実は難しいのかもしれません。
北辰テストについてのご質問・ご相談がございましたら、お気軽に塾までお問い合わせください。 小林