この度セレクト学院では、1学期の塾内テスト(学力チェクテスト)が行われました。
数学では、期末試験で90~100点を取った生徒が軒並み70~80点程度と、今回の試験では苦戦した人が多かったようです。
学校の試験では基本問題が中心ですが、塾内テストでは応用~発展問題も多く含まれます。
そのため、定期試験ほど点数が取れないということが多々あるわけです。
さて、一部の生徒からは「まだ学校で習っていない!」なんて声も聞こえてきましたが、実は全て習っている範囲なのです。
ただ、出題方法に変化をつけているため、生徒にとっては初めて見た問題となってしまい、それが習っていないという錯覚を起こしてしまったわけです。
今後もこのようなタイプの問題には数多く接することになります。
そのときに、すぐに「できない」と決めつけるのではなく、取っ掛りはどこなのかを追求してチャレンジして欲しいと思います。
夏休みには、このような問題に自然に対応できるような学力をつけていきたいと思います。
もちろん基礎学力がこれからの人には、基本を徹底的に指導して行く予定です。
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さて、ここで偏差値について少し触れてみたいと思います。
模試や塾のテストでは偏差値が出ますが、通常定期試験では偏差値が出ません。
偏差値というのは自分の学力を知る上で大切なものですが、定期試験でもおおよその偏差値を知る方法がありますので紹介したいと思います。
※なおこれには誤差はありますのでご了承ください。
◎ある1科目の自分の点数がA点で平均点がB点の場合
(A-B)÷2+50=偏差値
これがおおよその偏差値になります。
例1 自分の点数が80点で平均点が56点の場合
(80-56)÷2+50=62(自分の偏差値)
例2 自分の点数が50点で平均点が60点の場合
(50-60)÷2+50=45(自分の偏差値)
このようになるわけです。
今度は5科の偏差値についてです。
◎自分の5科の合計点数がA点、5科合計の平均点がB点の場合
(A-B)÷10+50=5科の自分の偏差値
これが5科のおおよその偏差値になります。
例)自分の5科の合計得点が400点で、5科の平均点が330点の場合
(400-330)÷10+50=57(5科の自分の偏差値)
このようなります。
実際、偏差値とは受検者の得点分布によって決まるため、平均点だけでは正確な数値は出ませんが、ある程度の目安にはなるかと思いますので、参考にしてみてください。 小林