公立高校の志望状況(倍率等)が、本日の新聞で掲載されました。前年よりは平均倍率が多少下がったものの、以前高倍率であることには変わりありません。自分の志望校の倍率を見て、更に気を引き締めた受験生の方も多いことと思います。
さて、この倍率ですがあくまでも現時点のもので、この先多少の変動があります。一般的に上位校よりも中堅校以下の高校にその傾向が見られます(倍率の高い所は多少下がり低い所は上がる所が多いです)。そのため自分の志望校の倍率が現時点で低くても安心は禁物です。
さらにもう1つ大事なことがあります。これはあくまでも前・後期入試合わせてでの倍率ということです。例えば現時点で倍率が1,5倍の高校があったとします。普通科の多くの高校では前期入試で定員の75%の合格者を出しますので、実際には前期入試だけでの倍率はもっと上がるわけです。ここで簡単にシミュレーションをしてみたいと思います。
○○高校
募集 200名 受験者 300名 倍率 1,5倍
新聞に掲載されているのは上記のような数値ですが、実際には前期での募集人員は200名×75%の150名になります。そうすると300名の受験者がいれば前期入試での倍率は2倍になるわけです。このように現在の公立高校の入試は見た目ほど甘くはないことが分かります。
受験生の皆さん、体調管理に十分気をつけて第一志望校合格に向けてベストを尽くしていきましょう。 小林