勉強で大切なことは、1に「やる気」、2に「集中力」です。
もっとも、やる気があれば自然に集中力もついてくるものですが、「勉強のやり方」や「効率」などはあとから付いてくるものです。
「勉強のやり方が分からない」から「やる気にならない」というのはあくまでも言い訳に過ぎません。
まずは、自分自身で大いにもがいてみましょう。
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ここで、当塾のある生徒(中2 男子)について紹介したいと思います。
その生徒は、夏休み前に入塾しました。
当時の数学の定期試験の点数が「7点」で、ほぼ学年最下位に位置していました。
初授業が終わり、自習室に案内(当塾では原則授業の前後どちらかは自習室で勉強することになっています)したところ、周りの生徒の集中して勉強している姿に、あたりをキョロキョロして非常に居心地が悪そうにしていました。
私は敢えて声を掛けずに眺めていたのですが、15分位してからやっとそのその生徒は、テキストを開いて何かをやり始めました。
一歩前進です。やれと言われて始める勉強よりも、自ら進んで勉強の体勢に入っていったことに大きな意味があるのです。
もちろん、勉強方法ややり方など、改善すべき点は多々ありますが、1日目としては大成功と言えるでしょう。
その後、彼は授業はもちろんのこと、自習時にもよくがんばり、次第に自分のスタイルを掴んできました。
そして、ここからが凄いのですが、彼は定期試験ででダブルスコアを3回連続でとったのでした。
7点→16点→34点→76点
さすがに、ここまでの点数アップは私も記憶がありません。
今、点数が伸び悩んでいる生徒は、きっとそれは本来の姿ではなく「仮の姿」です。
ちょっとしたきっかけで、大きく伸ばしていけるチャンスがあるはずです。
希望を持ってがんばっていきましょう。
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一言アドバイス
「勉強のやり方が分からない」と言っている人の多くは、それを理由に何も行動していません。
まずは、机の前に座って、間違ったやり方でも、めちゃめちゃな方法でもいいので、とにかく正面からぶつかってみてください。
そこから、何かが発見できるはずです。
もちろん塾の先生も随時アドバイスをしていますので、安心して頑張っていきましょう。 小林