修了式が近づいてきました。
修了式(終業式)というと、真っ先に思い浮かぶのは通知表ではないでしょうか。
この通知表ですが、今から約20年ほど前に大きな変革がありました。
それは、各数値の配分(割合)があらかじめ決まっている「相対評価」から、学校判断で数値を自由に決められる「絶対評価」へと変わっていったのです。
現在の絶対評価には、公平な数値を決められる(相対評価では、優秀な生徒が多い学校では本来4の実力があっても3しかならない)という良さがある反面、教師全体が同じものさしで測れるわけではないため、実際は公平な評価にはなっていない部分もあると思います。
実際、相対評価では通知表の平均数値はほぼ27(中学校で5段階評価の場合)でしたが、絶対評価に変わってからは恐らく平均が30近くになっているはずです。
また、これは個人の感想として捉えていただきたいのですが、レベルの高い生徒の多い学校ほど評価が厳しくなっている傾向があると感じます(本来は逆であるべき)。
もちろん、どんな方法で行っても欠点はでてきますが、この先いろいろと改善していく余地はあると思います。
次回は、小中高別に通知表の持つ意味について述べてみたいと思います。 小林