問題
太郎君は、中浦和駅から大宮駅まで行きは時速4kmで、帰りは時速6kmで歩きました。行きと帰りの平均時速を求めなさい。
この問題は、10年近く前にホームページとチラシ広告に載せたものです。
そして、解答を見た方から「何でですか?」というような質問を何件も頂きました。
そういう意味でも、私にとっては非常に思い出深いものとなっています。
さてみなさん、考えてみましょう(小5で速さを習っていればできる問題ですが、高校生でもできない人が多いので心配しないでください)。
解答は下にあります。
※ちなみに正解は時速5kmではありません。
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正解は、時速4.8kmになります。
さて、ここで算数(数学)の伸びるタイプとそうでないタイプの人の特徴を見ていきたいと思います。
①正解した人
素晴らしい。かなりレベルの実力があります。
②不正解だったけど、正解を聞いて「え~なんで?」と思った人
これからが非常に楽しみです。
大切なことは、疑問を持つ(興味を持つこと)なのです。
しかし、この後「え~なんで?」と言って終わる人と、それを調べていこうと行動を起こす人とでは大きな差がついてきます。
③正解を聞いても何も感じなかった人
「もっと関心を持って…」と言いたいところでありますが、こうやってここまで読んでくれたわけです。
これからの取り組み次第でもっともっと伸びるはずです。
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この問題の面白いところは、数字は4と8しか出ていないのに、答えは4.8という数字が出ているところだと思います。
足し算をしても掛け算をしても、何をしても4.8なんて言う数字は出そうもありません。
ここがこの問題のツボでしょう。
今回も敢えて解説は書きませんが質問等は大歓迎ですので、いつでもお待ちしています。小林