「これからの数学は難しくなるよ!」
これは学年に関係なく、常に言われていることです。
もっとも生徒は日々成長して行くので、数学に限らずどの教科も少しづつ難しくなっていくのはごく当たり前のことではあります。
しかし、学年と共に簡単になる部分もたくさんあるのです。
まずは、小学6年生の算数と中学1年生の数学を比べてみたいと思います。
6.7÷1.8=というというような小数の割り算ですが、小学生では普通筆算をして求めていきます。
しかし、中学生になると分数に直して計算しますので、余りを気にすることもなければ小数点の位置に気を使うこともありません。
このような問題は、中学になってからの方が遥かに易しく、問題を解くスピードをアップさせることができるのです。
また、円周率の3.14も中学ではπで表すことができるため、面倒(?)な計算を省いて円柱や円錐などの体積や表面積を簡単に求めることができます。
他の学年でも同様に学年が上になることによって簡単になるものがいくつもあります。
例えば中1で習う一次方程式と中2で習う連立方程式ですが、多くの文章問題では中2で習うやり方(XとYを使う)の方が、簡単に解けてしまいます。
このように、学年が上がるにつれてより簡単な方法を見つけていくのも数学の醍醐味とも言えます。
これから学習する数学が、皆さんにとって楽しく易しくなってくれることを期待しています。 小林