公立高校入試の得点開示が始まり、塾にもたくさんの生徒から毎日報告が来ています。
今年は5科の平均点が260点~265点というところでしょうか。
毎年、県でも予想平均点を出しているのですが、これが見事に外れてしまいます(笑)※昨年は確か20点ほど違っていました。
しかし、今回はきっとほぼ当たるのではないかと思います。
そして、今回の入試の大きなポイントは、数学だったのではないでしょうか。
今年は何と、他県と同レベルの普通の問題が出題されたのです。
埼玉県の数学は、これまで全国でも1,2を争うくらい難しい問題が出題されてきたと言われ、平均点が30点台ということもありました。
これについてはいろいろと批判もあったようで、ここ数年は次第に問題も易しくなってきたのですが、今回は更に思い切ったことをしたと思います。
具体的に言いますと、毎年2~3問は出る「超難問」が消えたわけです。
これによってどんな影響があったかというと、まず御三家を狙うトップレベルの生徒で数学を得点源にしている人にとっては、ほとんど他と点数差がつかなくなってしまいやや誤算だったかと思います。
しかし全体を通してみると、今までに比べてより公平な入試だったのではないかと思うわけであります。
ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、数学に関してはもう少し問題数を増やしてもいいと思います。
それと毎年お決まりの問題パターンを一旦なくし、ゼロから作成して欲しいとも思っています(ちょっと問題の傾向が偏っているかなという気がしています)。 小林