ある日のこと、読売新聞の人が自宅に集金にやってきました。
そこで何気なく私は「最近新聞の販売はどうですか?」と聞いてみたところ、返ってきたことばは「いやあ、なかなか大変ですよ。昔ほど新聞を取る人が多くなくて・・・。」とのこと。
『読売新聞は順調に部数を伸ばしてるんだろうな』と思っていた私は少し意外に感じ、「やっぱりスマートフォンなどの影響も多いんでしょうかね。」と言ったら、またまた意外なことばが返ってきました。
「それもあるんだろうけど、この辺子供が多いじゃない。それで塾の費用がかかるんで新聞は取れないって言うんだよね。」とのこと。
もちろん、私が塾で働いているなんてことは知らずに言われたのですが、さすがに恐縮してしまい、「そうですか。がんばってくださいね。」と申し訳なさそうに私は言ったのでした。
私の住まいは塾からはだいぶ離れているので、さすがにそこからはここへ通って来る人はいませんが、『きっとどこの地区でも同じで、うちの塾にも同じような想いで来てくれている人もたくさんいるんだろうな』と思ったのでした。
当たり前のことですが、「塾生全員の成績を上げて喜んでもらう」ということは絶対にやらなければいけないと、再認識させられた1日でした。 小林