平成26年度の公立高校入試での国語の平均点は56点だったのですが、ある生徒が私のところに来て「96点取れました。」と報告してくれました。
「よくそんなに取れたね。『結構難しかった』と言っていた人が多かったんだよ。」と私が言うと、その生徒は「そんなことないですよ。国語は答えが全部問題用紙に書いてありますよ。」といとも簡単に言ったのでした。
勉強の得意な人の感覚というのはそういうものなのです。
その生徒は小さい頃から読書が好きで、これまでにたくさんの本を読んできました。
もちろん自分から進んで読みたい本を選んでくるので、それが苦痛であるわけはありません。
その積み重ねが大きな財産となってきたのでしょう。
受験生になると、ゆっくりと読書をしている時間があまり取れません。
やはり普段から慣れ親しんでおくことが大切なのです。
今まで読書に触れていなかった生徒も、夏休みには図書館に行って興味のある本を手に取ってみてください。
きっと何か新しい世界がみつかるはずです。小林