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「高校受験案内」にご注意を!

新年度の「高校受験案内」がすでに書店で販売されています。

私の中学生時代は、ほとんどの人がこれを買って見ていたものです(中学の先生も持っていて、受験案内を見ながら進路指導をされたものでした)。

しかし、現在では「インターネットの普及」「各進学フェア等の充実」「塾等からの情報提供」等によって、必ずしも「高校受験案内」が必要かというとそうでもなくなってきています。

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さて、私も各社の高校受験案内をパラパラと見てみたのですが、疑問点のある箇所が多々あることに気付かされます。

特に合否ラインについてです。

私立高校(県内の多数と都内の一部)

全体的に分かりにくいものが多いです。実際同じ偏差値であっても、「単願」「併願」「一般」によって大きく合否ラインが変わってくるものですが、それについて触れているものがほとんどありません。

また、「併願」といっても、すでに基準値に達しているいわゆる「併願推薦」と、基準値に達していない「自己推薦(高校によって名称は違います)」では、合格ラインが大きく変わってしまいますが、そのことにも触れられていません。

公立高校

一部のものに大きな誤りがあります。

例えば、偏差値60がボーダーラインの高校に偏差値50の生徒が受ければ、普通はまず落ちてしまいます。

しかし、受験雑誌によっては「合格率50%」となっているものがあります。

初めはこれがどういう意味か私も分からなかったのですが、おそらく以下のようなことだと思います。

①偏差値60で「30人合格30人不合格」で合格率50%

②偏差値50で「1人合格1人不合格」で合格率50%  ※①②とも同じ高校の場合

①はいいのですが、問題は②の場合です。

確かに数字上は50%ですが、このような場合受かっている人というのは、「部活動で全国大会出場」等学力以外の部分でとてつもなく大きな結果を残しているケースが多いのです。

このように数値だけを鵜呑みにしてしまうと非常に危険なわけでして、むしろこれは例外と考えていた方がいいのです。

ここでは出版者の名前は伏せますが、大手なだけに、もっと現実に即したものを提供していくべきなのではないかと思います。                                                  小林

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