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「公立高校選抜基準」について

「平成29年度公立高校の選抜基準」が発表されました。

まずはこの「選抜基準」とはいったい何なのか、というところから簡単に解説をしてみたいと思います。

公立高校というのはどこも同じ入試選抜方法なのでは?と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、それは入試当日に行われる学力試験での話であって(それも英数に関しては今回より2種類に分かれます)、実際はこの学力試験の点数と調査書の数値との割合を各高校がある程度自由に決められることになっています。

また、調査書と言っても通知表を基本とした「学習の記録」だけでなく、部活動や特別活動での記録、資格試験などの記録なども数値にして加算していき、その高校独自の点数が決まるというわけです。

例えば英検3級を持っている場合に、高校によってプラス〇点、プラス△点、もしくは加算点なしということがあるわけです。

ご興味のある方は「埼玉県教育委員会」か「各公立高校」のホームページ等からご確認してみてください。

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ところで、この「選抜基準」ですが、高校受験生の方だけではなく、中1・中2の保護者の方も是非ご覧いただきたいと思います。

公立高校の中には学力検査と調査書との比率を6:4前後にしているところが多く、そのうち4にあたる調査書の部分のうち、中1、中2、中3の割合が1:1:2位にしているところが多く見受けられます。

この場合入試全体を10とすると、そのうちの4が調査書で決まり、1が中1までの成績で決まるということになります。

なんと中1が終了した時点で、公立高校入試の約1割が決まってしまっているということになるのです。

もちろん、だからと言って今からピリピリする必要はないのですが、普段の勉強を大切にして行かないと後で取り返しのつかなくなることもあり得るというわけです。

実際の選抜基準はもっと細分化されていて、とてもこの欄で解説できるようなものではありませんが、もし気になるようなことがありましたら、塾生・塾外生を問わず何でもお気軽にご相談ください。      小林

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