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「夏休みの読書について」~受験生以外の皆さんへ~

夏休みには、たくさん読書をしよう!

普段あまり読書をしていない人は3冊を目標に好きな本を選んでみましょう。

きっと新しい発見があるはずです。

もちろん自習室で読書をしても構いません。

※読書をすることは長期的に見るととても良い効果があるのですが、ただ決して即効性があるわけではないですので、受験生の皆さんは今やるべきことを優先していきましょう。

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私も学生の頃いろいろと本を読んできましたが、その中で夏目漱石の「こころ」について少しだけ触れてみたいと思います。

初めてこれを読んだのは中2のときで、きっかけは「有名なので面白いに違いない」という単純なものでした。

しかし、読んでみても「暗く退屈」で、その良さというものを少しも感じることはできませんでした。

2回目に読んだのは高校2年の時で、これは私の母校(中央大学附属高校)には3年間で指定された100冊の本を読まなければいけないという通称「課題読書」というものがあって(今でもその伝統は受け繋がれているようです)、そのときの1冊が「こころ」だったわけです。

当時はあまり気乗りはしなかったのですが、いざ読んでみると中学時代には発見できなかった面白さが少しだけ分かった気がしました。

そして社会人になってから再びこの本が気になり出し、24~5歳の頃に三たび手に取ってみたのでした。

そうすると、今までに気付かなかったこの本の魅力を多々堪能することができたことを、今でも鮮明に覚えています。

この本の解説によると、この小説は新聞に連載されていたようで、今の時代と違って情報のあまりない時代にはとても貴重で、しかも多くの読者に楽しみにされていたことが容易に想像できます。

同じ本を読んでも、自分の年齢や環境等によってその捉え方は様々であり、これも読書の楽しみ方の一つだと感じています。                                           小林

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