先日、学生時代の友人数名と会いました。
その中には、「学校の先生」「予備校の講師」「塾経営者」など私と境遇の似ている人も何人かいて、そうするとどうしても仕事の話も多くなってきます。
そして年を重ねると、若い方には信じられないような悩みが出てくるわけです。
「肩が痛くて手が上がらず、黒板の上の方を使えない」とか「細かい字が見えない」とかまあいろいろとあるわけです。
私も多少の小さい字は大丈夫なのですが、社会科で地図について教えるときなど、等高線や細かい地図記号など結構神経をすり減らしてしまいます。
やはり年齢に勝てないものはありますが、まあその分他で補っているつもりですのでご心配なく!
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ところで、学校の先生をしている友人から
「入塾を断るケースってあるの?」と聞かれました。
そのときは「うちはそんな偉そうな塾ではないから、まずないよ。」
なんて答えたのですが、帰り道に今までのことを一人で振り返ってみると、「実はそれらしきことが何回かはあった」なということに気づかされました。
そのときの一例を紹介したいと思います。
①他塾にすでに2つ行っている
これはさすがに当塾に通うには無理があります(風邪を引いたときに3で種類の頭痛薬を買って飲むようなものです)。
ただソロバン、通信教育、英会話などとの併用であれば全く問題ありません。
②生徒本人が塾に来たがっていない(高校生)
親の思いとは別に生徒自身に塾に通う意志がないと、実際のところ成績アップは難しいです。
※但し小・中学生の場合は、それでもうまくいくケースも多々あります(年齢が低いほど何とかなるものです)。
③志望校が現実とかけ離れている
これは受験生の夏休みまでなら、問題はありません。
それによって、勉強へのモチベーションが上がることもあるからです。
しかし、秋以降になって入塾した場合、ある程度の限度があるわけです。
正直なところ、「そこまでは難しいと思います」と言ったことも何度かあります。
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こんなわけで、入塾を断ったいうよりも「生徒のことを第一に考えてお伝えした」つもりではいたのですが、その意図がうまく相手に伝わったかなと反省しながら帰途に着いたのでありました。 小林