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[公立高校入試のポイントはここだ!」(英語・数学)

公立高校の入試では、従来の統一問題(すべての公立高校が同じ問題を出題)に変わり、英語・数学においては2種類の問題(難しいものと易しいもの)からそれぞれの公立高校がどちらをやるかを事前に公表して実施することになりました。

これを「学校選択問題」と呼び今回がその初年度となるわけですが、この試み自体は非常に良いことだと思います。

従来の入試では、上位の高校の受験生のほぼ全員ができる易しい問題や、下位の高校の受験生のほぼ全員ができない難問などがいくつもあったわけですが、これがなくなるだけでもメリットはあります。

例えば数学の場合、問題数は僅か20問弱しかなく、その中で受験生の中で差のつかない問題が多くあると良問が作りづらくなってくるからです。

ただネーミングは分かりづらいので、今後A問題B問題などと名称を変えて欲しいとは思っています。

さて、この2種類の問題ですが、受験情報誌や他塾のチラシ等を見ると、「学校選択問題」という難しくなった問題にのみ焦点が当てられていますが、実際のところ「学校選択問題」を受ける生徒は県内公立高校を受ける生徒の15%弱でしかなく、多くの生徒は通常の試験を受けます。

そして、従来より簡単になる試験について何故かあまり触れられていません。

問題が簡単になるということを塾の宣伝としてはあまりアピールするところではないのかもしれませんが、実はここが今回の入試の1つのポイントだと考えています(ちなみに問題が簡単になっても、周りも同じ条件なので合格しやすくなるわけではありません)。

では科目別にそのポイントを簡単に解説をしたいと思います。

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数学

数字が変わるだけの超簡単な問題が従来は大問1の(1)~(6)の6問だったのが、今回より1問増えて7問になりそうです。

そして、それ以降の問題も全体的に簡単になり、大問1全体(約36点程度)では偏差値45以上の生徒は全問正解を目指して欲しいところです。

大問2以降についても、それほどの難問は出ないのではないかと思います。

普段平均以上を取っている生徒は、80点以上取ることも十分可能ですので最後まで諦めずに取り組んでいきましょう。

記述問題(図形の完全証明と説明させる問題)もここのところ定着していますが、これらのものは配点は高いですが部分点もありますので、絶対に飛ばすことなくチャレンジしていくようにしてください。

今後過去問をやることは大切ですが、従来と問題形式が大きく変わりますので、「できないといけない問題」なのか「飛ばしても言い問題」なのかを見極めることが大切です(塾の先生もアドバイスをしていきますので、何でも聞きに来てください)。

英語

問題1のリスニングは従来と同レベルのものになりますので、過去問についているCDを徹底的に聞き返して訓練をしていきましょう。

リスニングは、他の問題と違って自分で時間配分をすることができません。

そのため他の問題をやるときは、リスニングの時間(近年は15分弱程度)を引いて35分以内で解くようにしておかなければいけません。

問題2は新しい傾向になりそうです。

従来は出題されなかった単語(月・曜日は必須)を書かせる問題が出題されると思います。

ここは何があっても落とせないところです。

問題3以降は従来よりも問題数が減ると思いますが、難易度自体はそんなに変わらないはずですので、過去問レベルをしっかりとできるようにして欲しいです。

ラストの英作文は配点が高い(例年8点程度)ため、塾で配った基本文を丸暗記しておくことが最低限必要です。

そうすれば、普段平均以上を取れている人は満点を、そうでない人も5点以上を取ることが十分可能になってきます。

※「県教育委員会」から発表された「サンプル問題」を基に、当塾独自に分析をしています。

受験生の皆さん、志望校合格を目指し残り1ヶ月全力で頑張っていきましょう。 小林

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