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「調査書の数値は持ち点である」~中学2年生以下の生徒と保護者様へ~

通知表の数値について、生徒の皆さんはどれくらい意識をしているでしょうか。

公立高校においては、これは入試の4割前後を占める重要なものとなり、私立高校においても多くの高校で推薦入試の合否に影響していきます。

更にこの通知表(正確には調査書の学年評価の欄のこと)は、中1:中2:中3の成績がおよそ1:1:2、もしくは1:1:3程度の比率として計算されます。

つまりこれは簡単に言いますと、入試当日までに既に決まっている持ち点ということになります。

もっとざっくりと説明しますと、中1が終わった時点で、全体の4割の調査書の比重のうち、1:1:2ということであればそのうちの4分の1、すなわち公立高校入試の約1割が決まってしまっているということになります。

そしてこの調査書の数値ですが、実はテストの点数以外の部分でも大きく影響してしまっていることに意外と気づいていない生徒も多いのです。

例えば、提出物(学校のワーク等)を期限までに提出しないだけで、大きなマイナスとなってしまいます。

でも、そのことだけをご家庭で注意をされても他のどこかでボロが出てきてはいけません。

やはり普段の生活からいろいろと見直していかなければいけないわけです。

就寝及び起床時間を守れているか、朝食を必ずとっているか、呼ばれたら返事はしているか、忘れ物はないか、学校や塾からの手紙をその日のうちに見せているかなど、このようなことをご家庭でも気をつけていただき、普段からお子様にきちんと接して頂きたいと思います。

これらの基本的な生活習慣を守っていくだけで、調査書の数値が1学年につき5以上変わることも少なくありません。

生徒のみなさんは、調査書というのは学力+生活態度ということを認識して、日々中学生らしい生活を送りましょう。                                           小林

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